創造主の備忘録

心に移りゆく由無し事をそこはかとなく書き綴ります

もし違う道を歩んでいたならば

 

 

 

 

 

俺は高校時代ラグビー部に所属していて

 

 

 

青春なんてドブに捨てたも同然だった

 

 

 

そこで得た友人は今でも

飲みに行ったり飯行ったり出かけたり話したり遊んだりしてる仲である

 

 

 

俺にとっては本当に数少ない交友の場である

 

 

 

 

 

 

でもその分失ったものはかなり大きかった

 

 

 

 

何を失ったかなぁ

 

 

 

 

まずは地元の友達との交友関係

 

俺は寮生活をしていて地元に帰れるのは長いオフ期間の数日だけだった

 

 

 

Twitterを見ているとクラス会とかして何人か集まってるのをよく見かけた

 

みんな幸せそうだった中俺は死ぬ思いで部活をして寮では先輩に気を使わないといけないのでとてもしんどかったし辛かった

 

 

 

 

おかしいなぁ、いつから他の人たちとこんなに差が出たんだろう

 

 

 

あとは恋愛とか

 

さっきも言ったけど俺は寮だったから女の子との登下校なんてあったものではない

 

 

 

ましてやラグビー部というだけで暑苦しく見られる始末だった

 

 

 

髪を伸ばしたり整髪料付けても文句言われないかつ、周りからチヤホヤされていたサッカー部が本当に嫌いだった

 

 

 

高校2年生の頃は好きな人はいた

 

 

なんとかLINEを聞いてやりとりしてていい感じだったけども

 

 

向こうには彼氏がいたみたいだね

 

 

なら最初から突き放せよって思い、その頃から

 

 

「良い人になろうとしてもどうせ評価されないならいっそ悪になってやろう」

 

 

という思想が芽生え始めた

 

 

 

なんでラグビー部なんかに入ったのか

 

 

 

小学校の頃に無理矢理やらされてからだな

そっから色々とおかしくなってきたんだな

 

 

 

正直高校3年間はドブに捨てたも同然だった

もうどうあがいても取り戻せない

 

 

 

なのに今楽しそうにしている男子高校生を見てると無性に腹が立ってくる

 

ましてや高校でラグビーなんかやってる奴が良い思いしてると本当にイライラしてやるせなくなる

 

 

なんでだよ、お前らも俺と同じように地べたを這いずり回って必死に生きろよ

 

 

 

なんでそんないい思いしてるんだよ

 

 

 

本当に許せない

 

 

 

なんで

 

 

 

 

なんでこんな思いしなければならない?

 

 

 

どこが平等だよ

 

 

 

不公平だろ

 

 

 

 

無理矢理嫌いなスポーツをやらされたのに最後まで断りきれなかった俺のせいなのか?

 

 

 

その気にさせられたらすぐに舞い上がっちゃう俺のせいなのか?

 

 

 

モデルみたいな顔じゃない俺のせいなのか?

 

 

 

 

ふざけんじゃねえ

 

 

 

 

もしか神がいるなら

ここまで不幸にしたならその分幸せにしてくれよ

 

不幸にするだけ不幸にしてそれで死ねとか酷すぎるだろ

 

 

 

 

俺は本当に自分が持っていないものを持っている奴らを見ていると不快でしかない

 

 

 

 

失った者はもう取り戻せない分それを持っている奴らがなおさら憎い。ましてや自分と似たような境遇にいる奴がいい思いをしているのが本当に許せない

 

 

 

 

 

 

話は大きく変わるが

 

 

冷戦時代のカンボジアの統治者の「ポルポト」の考えは個人的に好きである

 

 

 

彼は勉強はそこそこできるがこれといった才能が無かった

 

 

 

その中で留学してその後共産主義の革命軍に入る

 

 

国王を追放して実質彼が統治者となる

 

 

 彼が掲げたのは「原始共産主義

 

 

「原始時代のように自由で平等で格差や階級のない社会」を目指した

 そのため国民は全員農民にして、貨幣経済も廃止した

 

彼が行った政策は農業をメインとした政策

 

 

とりあえず

「原始時代には知識人や才能がある人はいなかった」

と言い学者や知識人を全員処刑

 

完全な平等にするために

貨幣経済、教育、宗教、恋愛、技術、娯楽全てを徹底的に排除した

 

その後は自分の行動に反対する者は処刑する

それを繰り返していくうちに彼の行動はエスカレートして行き

 

・学がある者は知識人だから処刑

・腕時計をしてたら時間を機にする知識人だから処刑

・手が綺麗な人は農業をしていないとみなして処刑

・人と付き合ったら社会風俗を乱してるとして処刑

・勉強してる人は違う思想を持つようになると考え処刑

・メガネかけてる人はエリートっぽいから処刑

・顔立ちが整ってる者は他より優れていて気にくわないので処刑

・字が読める人は知識人だから処刑…etc

 

と、ポルポトは自分の理想郷からかけ離れている優れた人を片っ端から処刑していった

 

その結果国の運営に行き詰まり

ポルポトは国内にスパイがいると考え

少年兵を派遣して国の重職に就く役人たちや軍人を大量虐殺した

 

彼が政権を握ってから4年間でカンボジアの人口は3/1まで減少した

 

ポルポトから解放された国民の約85%は14歳未満の子供だけだったといわれている

 

 

彼の有名な言葉は

 

「腐ったリンゴは箱ごと捨てなければならない」

 

という言葉である

 

まさしくその通りだと思う

腐ったリンゴを放置しておけば次第に周りも腐ってしまうならばいっそ箱ごと捨ててしまおう

 

無駄が嫌いな俺にとっては素晴らしい言葉だと思う

 

彼もおそらくこれといった才能がなかったこと、顔立ちや身分がそこまで良くなかったことなどがコンプレックスだったのだと俺は思った

 

官僚や軍人を虐殺したもの周りのものが信じられなくなったからだと思う

 

ポルポトがこのような事をしたのは

きっと誰かに認めてもらいたかったのだろう、だから自分の事を認めない者、自分の理想に合わない者は処刑していったのであろう

 

 

 

俺がもしポルポトならば同じような事をしていたに違いない

 

 

 

俺にとってこの世界に蔓延している“幸せそうな人間”はまさしく「腐ったリンゴ」である

 

 

 

この世界の“幸せそうな者”を消せばきっと楽園になるのではないかと思っている

 

 

それだけ

 

 

 

 

 

 

 

アディオス🦋